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大阪・関西万博における児童生徒無料招待事業について
~本市の判断により、学習の機会が奪われてしまった児童生徒達のために問う~

問(林):

本市は、学校行事としての万博参加を見送る判断をされましたが、その結果、共働き家庭など個別参加が難しい児童・生徒が貴重な学習機会を失う可能性が高まっております。大阪府が予算を確保し学習機会を提供する方針を示しているにもかかわらず、本市の対応によって、その機会を生かせない子供が出ることが問題ではないでしょうか。

学校単位での参加を見送った以上、本市で育つ子供たちが、大人の都合で学習機会の損失をすることは仕方がないと済ませるわけにはいかないと考えます。子供たちの貴重な学びの機会を失うのは大きな問題であり、未来への重大な背信行為とも言えます。本市で育つ児童・生徒が万博に参加できるよう、学校以外の枠組みと連携し、具体的な方策を今すぐ講じるべきだと考え、質問いたします。

 

1点目、先ほど述べさせていただいたとおり、児童・生徒が本市の判断で学ぶ機会を奪われてしまった件について、本市の学校教育においてどのようにその機会を担保する計画を立てておられますか。

 

2点目、本市として、共働き家庭や個別参加が難しい家庭の児童・生徒のために、地域での教育機会の提供を支援する考えはないのでしょうか。

3点目、他市では交通費補助などの支援策を検討していますが、本市では個別参加の児童、生徒が負担を軽減できるような支援策を検討しないのでしょうか。

答(教育監):

2025年日本国際博覧会児童・生徒招待事業に関する御質問について、学校教育部よりご答弁申し上げます。
まず、児童・生徒が学ぶ機会を担保とする計画を立てているのかということにつきましては、年間の学習計画を含む、教育課程の編成権は各校にあることから、市教育委員会といたしましては、2025年日本国際博覧会の教育的意義や機運の醸成については認識しており、今後は、市長部局と連携する中で、教育活動を通して児童、生徒の学びの機会が確保できるよう、各校に周知してまいります。
次に、個人で訪れる際の交通費補助につきましては、各校が実施する校外学習に係る交通費補助を市としては行っていないことから、個人で訪れる際の交通費の補助につきましても、支援する予定はございません。

 

答(地域教育部):

続きまして、地域教育部から答弁申し上げます。

まず、2025年日本国際博覧会に関する地域での教育機会の提供につきましては、各地域の青少年団体が地域の実情や実態に応じて、他の行事などと同様に実施の判断をされるものと認識しております。
また、その支援につきましては、子供の健全育成のために地域行事として実施される場合、既存の補助制度の枠組みの中で対象経費を補助するなど、必要な対応を行ってまいります。

 

問(林):

私は小学校では広島へ、中学校では長崎へ修学旅行で訪れ、平和教育の一環として貴重な経験をさせていただきました。どちらの機会でも、学校の授業で戦争について学び、広島では平和記念公園で原爆ドームや広島平和記念資料館を、長崎では平和公園で平和祈念像や平和の泉を見学いたしました。これらの光景は今も鮮明に記憶に刻まれております。ここにいらっしゃる皆様の中にも、同様の経験をされ、大人になった今でもその学びを覚えておられる方が多いのではないでしょうか。
万博の歴史において、同じ国、同じ都市で僅か55年という短期間に2度開催されることは、極めて異例であり、まさに歴史的快挙と言えます。そのような貴重な機会において実施される校外学習事業は、単なる授業の延長ではなく、知識と体験を一体化させた学習の本質を担保するものです。学びとは、教室の中だけで完結するものではございません。この機会を逃すことは、児童・生徒の成長にとって計り知れない損失となると私は考えます。
そこで、教育委員会へお聞きいたします。学校行事への参加について、本市の児童・生徒たちに対し、学習機会の損失は仕方がないとお考えなのでしょうか。言わば大人の都合で子供たちの学習機会を奪っているという御認識はあるのでしょうか。また、この判断が将来において歴史的に耐え得るかどうかについて、教育長のご見解をお示しください。

答(教育監):

まずは、担当よりご答弁申し上げます。
各校で行われる教育活動の中で、校外学習前後に実施する、事前に調べたり、事後にまとめたりする関連授業と同様に、2025年日本国際博覧会に関し、国際理解や最新の技術について理解が深まるよう、各教科・領域等で学習の機会を展開するよう、周知してまいります。

答(教育長):

学習指導要領に示す遠足・集団宿泊的行事においては、平素と異なる生活環境にあって見聞を広め、自然や文化などに親しむことと記されておるように、議員御指摘のとおり、学びとは、教室の中だけで完結されるものではございません。
このたびの府の事業を、校外学習として活用するに当たり、府教育庁をはじめ関係機関に対して、児童・生徒の安全確保を前提としたやり取りを繰り返したことは、これまでのご答弁のとおりでございますが、2025年日本国際博覧会は、児童・生徒が自ら興味・関心を抱き、諸外国の文化や最先端の技術を学ぶことのできる、かけがえのない機会であるとの認識に変わりはございません。
本市小・中学校においては、学校行事としての参加を見合わせますが、児童・生徒が将来にわたって、主体的に学び続ける態度を養う観点からも、その教育的意義について各校に周知し、児童・生徒が、「いのち輝く未来社会のデザイン」を意識できるような教育活動を促してまいります。

 

意見(林):

そもそも本市は、本市独自の基準にかなわなかったとして、万博の生徒・児童招待事業から撤退をされましたが、これは慎重な判断ではなく、責任放棄ではないでしょうか。万博開幕を目前に、博覧会協会や国・府が改善を進める中、できない理由ばかりを述べていては、最初から参加する気がなかったと言われても仕方ありません。
また、結果として、子供たちの学びの機会を犠牲にし、市の責務を放棄した形になっております。この決断が市民の未来に恥じないものか、改めて再考していただきますよう強く要望し、質問を終わります。

©2023 by 林 やすひろ│大阪維新の会 オフィシャルウェブサイト

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