主要な都市公園の魅力向上事業について
問(林):
本年2月1日、千里北公園魅力向上事業のワークショップについて報告が本市ホームページのトップページから5回もページ移動しないといけない、市民の皆様にとって分かりにくい形で通知がされています。また、この事業については令和4年9月に第1回ワークショップを開始し、10月に社会実験。当時発行されたチラシからすると、11月に予定されていたはずの第2回ワークショップが昨年2月に開催されそのまま終了。
このように、昨年2月から本年2月の1年間で何の周知もないまま大幅なスケジュール遅れになっております。
このことについて魅力向上を本当に楽しみにしている利用者から、失望の意見が私にも寄せられておりますので、お尋ねします。
公園魅力向上事業は、過去から市報等で取り上げられている重要な事業であるにもかかわらず、当初予定から大幅に遅れている理由はなぜでしょうか。
答(土木部長):
2022年度令和4年度(2022年度)に千里北公園魅力向上事業のワークショップを2回開催し、多岐にわたる様々な内容の御意見をいただきました。
その中で、公園及び緑地内の公共施設である体育館、プール及びわくわくの里と一体で、魅力向上を図るべきとの御意見が複数ございました。
また、市議会におきましても同様の御質問や御意見をいただいており、関係部署と今後の進め方等について検討した結果、内容整理の上、改めてワークショップを開催すべきであると判断し、その再開時期を令和7年度以降としたものでございます。
問(林):
今後のスケジュールとして来年度以降にワークショップの再開がされる予定とのことですが、担当部が本気で魅力向上を行うのであれば、報告文に記載されている庁内関係部局や連合自治会と協議をするだけでなく、公園近隣の学校など重要な関係者とも連携協議をするべきと考えます。
次のワークショップに至るまでの間に重要な関係者とも連携方法の改善を行ってください。ご所見をお願いいたします。
答(土木部長):
千里北公園のこれまでのワークショップでは、地元連合自治会をはじめ、周辺の大学、高校、保育園等に対して、開催のお知らせに伺っております。
また、ワークショップの御案内についての市民からのお問合せには丁寧に対応し、事業への御理解や、ワークショップへの御参加をお願いしてまいりました。
今後も近隣の学校などに対しては、市からの情報提供により、公園への関心を持っていただくとともに、ワークショップなどへの御参加を通じて、本事業に対しての関わりを深めていただきたいと考えており、多様な意見を参考に、よりよい公園づくりを進めてまいりたいと考えております。
林:
ワークショップ参加前に開催のお知らせに伺うだけでなく、その際に重要な関係者とそれぞれの関わりに合わせた十分な協議を行う。
そして、そこで得られた要点をワークショップに適切な反映を行い、公園の目指す未来をつくっていく。
このことが本来、公園魅力向上事業にとても大切なことです。
やってますよというアピールはもういいので、よりよい公園づくりを本気でやってください。
問(林):
現在、進められている紫金山公園の住民の学びと討論の場でもあるワークショップについて、第1回冒頭から参加者に対して、博物館エリアや釈迦が池の地区は原則変更しませんと、担当者から発言があり、その理由の説明がなされることなく進んでいること、また、紫金山公園に接して計画されている大阪府の都市計画道路整備など、地域の未来に関する重要な情報の説明が参加者にされることなく進んでいること、この2点が、参加者の大きな疑問になってきております。
桃山公園の魅力向上事業と同じように、参加者のためのアドバイザーである大学教授がワークショップや公園協議会の場で、行政の情報提供不足から生じる参加者からの厳しい指摘に困惑し、ワークショップ会場が騒然となり、参加していた小学生がおびえるような討論の場になっている現状は、本来、公園のよりよい未来を考える場になるべき理想とは反していると考えますが、この現状を土木部長は把握しているのでしょうか。
もし、把握しているのであれば、どう判断されているのでしょうか。
答(土木部長):
令和6年度(2024年度)2月18日に開催いたしました第2回紫金山公園魅力向上のワークショップにおいては、多くの御参加のもと、予定した内容を全て終了することができました。
ワークショップの終了間際に、魅力向上事業とは関係の薄い写真撮影の可否等について、一部の参加者から御質問をいただきました。
御質問に対しては、アドバイザーから本市の考え方をお示ししたものの、御理解を得られなかった上、参加者間での意見の対立も一部で見られました。
本件を鑑み、主催者として参加者全員に対して周知徹底を図る必要があるものと判断し、ワークショップの趣旨や運営ルールについて改めて整理した文書を電子メール及び郵送にて御連絡を差し上げたところでございます。
ワークショップは、参加者がそれぞれの意見を認め合い、理解することが大切であり、今後もよりよい公園をつくり上げていく場になるよう努めてまいります。
要望(林):
先ほども述べさせていただきましたが、本来、公園のよりよい未来を考える場になるはずのワークショップは現状、重要な関係者の感覚に合ってないと感じております。
改善をしないと、千里北公園のように大幅なスケジュール遅れになると感じます。
魅力向上の先送りは地域にとっていいわけがありません。
公園魅力向上事業全体の進め方の改善を行うべきと感じている地域住民のためにも、今後さらなる御尽力をいただきますよう、よろしくお願いいたします。