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給食センター用地選定に伴うこれまでの本市の取り組みについて

問(林)

本市は令和2年9月の定例会で春藤副市長が答弁をされたことにより中学校給食の全員喫食のための様式は民間活力を利用した給食センター方式を有力な手法として計画を実行してきたことと思います。

本市が目標とする令和8年度の中学校給食の全員喫食に向けて先日我が会派として代表質問しておりますが、令和8年度から実行できるという見通しが全く見えません。

先の7月定例会でも学校教育部長が令和8年度中に中学校給食の全員喫食を行うなら、建都イノベーションパーク以外の候補地はないと発言されておられました。更に民設民営で給食センターの整備を行うにあたり国立循環器病センターと連携する企業等の募集が難しいという答弁もございました。国循との連携が難しいことは建都イノベーションパークを第一候補地として選定された時からご理解されていたはずです。私には本市が令和8年度中に中学校給食の全員喫食を実現させるため、何が何でも給食センターをつくりたいという強い意志が見て取れません。

本市が掲げる中学校給食の目的である「成長期にある中学生に、安全で栄養バランスに配慮した食事を提供することにより、健康増進を図るとともに、健全な食習慣を身につけ、自らの健康を管理できるようにすること」を本当に理解されているのであれば、本市における様々な家庭環境で育つ子供たちに等しく食事を提供できるように全員喫食を行うのは必須であります。さらにこの計画を本当に実行したいという意志があれば、建都イノベーションパークに給食センターを整備するため、国循に対し連携の枠組みをいったん外させてもらうよう市長が先頭に立ってお願いをすべきと私は考えております。先に述べた学校教育部長の答弁からすると、今や国循との連携が建都イノベーションパークに給食センターを建設するための“足かせ”になっていると言わざるを得ません。我が会派の代表質問では“足かせ”ではないとの答弁がありましたが、到底納得できるものではありません。市長は今回のような状況に陥るまでに、建都イノベーションパークの国循との連携を一旦外してでも、本市の未来を担う子供たちのための給食センターを整備させて欲しいとお願いをされたことはあるのでしょうか。

市長のご答弁をお願いいたします。

答(教育監)

建都イノベーションパークは、国立循環器病研究センターを中心とする医療クラスター形成を図るため、「健康と医療」をキーワードに、先端的な研究開発を行う企業等の緊急施設を集積させる場として位置付けられております。

教育委員会としましては、この前提条件を踏まえ、国循等との連携だけでなく、連携することで可能となる給食調理施設の新たな取り組み等について協議検討を行っているため、国循と連携を行わない単なる給食センターを整備することについて、国循等と協議を行ったことはございません。

答(市長)

ただいま学校教育部から御答弁をさせていただきました。健都は吹田操車場の跡地利用についての長い検討の末に、全国に誇るイノベーティブな健康医療都市を創出するという強い思いを国立循環器病研究センターと共有し、連携して、ここまでまちづくりを進めてまいりました。そして、今や国家レベルの医療健康クラスター集積エリアとなりつつあります、給食施設の整備に関しましては、本市からその理念に沿わない計画の是非を国立循環器病研究センターに投げかけることはありません。

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