主要な都市公園の魅力向上事業について
私が7月定例会で桃山公園のPark-PFIについて質問をさせて頂いた日の翌日、7月25日より紫金山公園に関する本市ホームページでの市民向けアンケートが開始され8月末に終了いたしました。紫金山公園に関しましては本市が行う公園の魅力向上事業とともに、大阪府茨木土木事務所が都市計画道路事業として豊中岸部線の全線開通を目指しております。全線開通がされた際には現在の紫金山公園とその西側に位置する博物館の傍を大きな都市計画道路が完成することになるかと思います。以上のことから今回の紫金山公園の魅力向上事業は現在選定されている都市公園の中でも本市の未来を創造する特別に大きな事業であると私は考えております。そんなビックプロジェクトのアンケート調査であるにも関わらず、本市ホームページ上のどこにアンケートのリンク先があるのかわかりにくい、更には事業の進め方がこれまでの4公園の事業の進め方と類似していると仄聞しており、紫金山公園の魅力向上が最大限に行えないのではないかととても不安を抱いております。
そこで数点質問させて頂きます。
問(林):
1点目、過去に吹田風土記の丘・紫金山公園基本計画に基づく公園整備事業を行うにあたった際に、近隣の市民の方々から具体的な公園整備の意見を沢山聴衆したことかと思います。私は今回の魅力向上事業には過去の公園整備事業を検討した過程で出て来た市民の方々からの具体的かつ貴重な意見を参考にするべきだと考えておりましたが、今回行った市民向けアンケートの内容には過去事業の意見は全く反映されておりませんでした。
今からでも遅くないので過去事業の市民の方々から頂いた貴重な意見を参考にした今後の計画をすすめてみてはいかがでしょうか。
2点目、私は公園の魅力向上事業というのは今回選定した主要な都市公園だけではなく、他の様々な種類の公園についても必要な事業であると考えております。本市が策定した第2次みどりの基本計画にも記載がありますが、私が住んでいる千里ニュータウンはみどりの多い住宅地です。この千里ニュータウン住民から要望があった公園については可能な限り公園の活性化を進めてみてはいかがでしょうか。
問(土木部長):
紫金山公園の魅力向上事業は、これまで実施してきた他の主要な公園と同様に、アンケート、ワークショップおよび社会実験等を行い事業を進める予定としております。アンケートの内容につきましては、これまでの基本計画にはない新たなニーズの把握を図ったもので、過去の基本計画にある自然里山歴史などが中心となる基本的なコンセプトは変わらず、そのベースの上に新たな魅力を加えることができるかを考えているところでございます。
ワークショップにおいては、過去の会議体における検討内容や基本計画・基本コンセプトをベースにアンケートの結果や地域のニーズなどを踏まえ、総合的により深い意見交換をしながら、公園の魅力向上に繋げてまいりたいと考えております。
次に、主要な都市公園以外の公園の魅力向上についてですが、主要な都市公園は、比較的規模が大きく、多機能性のポテンシャルが高いこと、民間事業者等の参入意欲を確認できたことなどから、都市公園の価値向上を効果的かつ高効率的に図ることができると考え、江坂公園・桃山公園を皮切りに順次事業を進めているところでございます。
それ以外の都市公園におきましては、令和2年(2020年)に策定した「都市公園等整備・管理方針」に基づき、整備管理を進めてまいります。
地域の公園を愛してくださり、自主的に管理を行ったり、公園を活用したイベントを実施していただいている住民の方々がおられることも認識をしております。近年、南吹田地域では、公園再整備にあたり、ワークショップを行った事例もあります。公園・緑地に関心が高く、住民の機運が高まっている地域につきましては、基幹となる公園だけでなく、周辺の公園や遊園を含めた地域全体の公園のあり方を検討するワークショップなどの実施を検討したいと考えております。
要望(林):
公園魅力向上事業については主要な都市公園は当たり前ですが、それ以外の公園についても魅力向上の検討をしていただくだけでなく、気運が高まっている地域で再整備できるよう具体的にワークショップなどの計画実施をしていただくようお願いいたします。