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​公園行政について

問(林):

紫金山公園の魅力向上事業において、一昨年度及び昨年度と2年連続で実施された社会実験について伺います。

これまでの議会答弁では、社会実験の結果を今後の管理運営に生かすとの趣旨の説明がなされてきました。しかし、来年度に控えた指定管理者制度の導入を前に、これが具体的にどう生かされているのかが見えてきません。名称だけをなぞったような社会実験であり、単なる実施したという実績づくりにすぎなかったのではないかとの疑念を払えません。本社会実験によって得られた具体的な検証成果と、それが指定管理者制度にどのように反映されているのか、明確な御答弁を求めます。

答(土木部長):

紫金山公園における社会実験として、令和6年度(2024年度)には防災や自然工作などの体験型プログラムを行いました。参加者のアンケートはおおむね好評であり、キャンプやコンサートなど新たな公園利用についても御要望を多数いただきました。

令和7年度には、自然工作体験をより深めた植物観察会(きのこ葉っぱ見つけ隊)を実施したところ、募集人数を大きく超える応募があり、アンケートにおいても自然や植物への高い関心が把握できました。

以上の結果から、指定管理者には、民間のノウハウを生かした公園の新たな利活用の検討や、市民によるイベントの実施支援と併せて、紫金山公園の里山環境の重要性を理解している、植物管理に関する専門員の配置を求めてまいります。

 

問(林):

紫金山公園の魅力向上に向けたワークショップには、博物館や大阪府茨木土木事務所、釈迦ヶ池関係者、NEXCO西日本、吉志部神社など、地域の多様な関係機関が参画されました。本市はこれまで関係者や市民の意見を丁寧に聴取しながら進めると答弁してきましたが、ワークショップや社会実験を通じて集約された市民の声や参加者の意見は、その後、これら多くの関係機関に対して、いつ、どのような方法で色分けされ、共有されたのでしょうか。具体的な伝達、共有の実績を開示してください。

答(土木部長):

紫金山公園に係るワークショップや社会実験には、関係機関からも多数の方が参加しておられましたが、そこで集約された意見等につきましては、開催の都度発行するワークショップニュースレターにより、改めて関係機関へも共有しています。

 

問(林):

今の御答弁により、地域教育部が所管する博物館に関する庁内連携が、ニュースレター表裏1枚の配布という、極めて形式的な報告にとどまっていた事実が明らかになりました。市長公約であり、多額の税金が投入される重要事業を遂行するに当たり、他の部局においても、このような希薄な情報共有しか行われていないのでしょうか。もし、そうだとすれば、現在の吹田市において、部局間の自主的な対話や横の連携が取れていない状況が常態化しているのではないかと推察いたします。この件については疑問を呈して、次の質問に移ります。

紫金山公園は、災害時に市民の命を守る重要な広域避難所に指定されています。現在、博物館の駐車場管理人が担っている災害時の具体的な役割と、今後、パークセンターが設置された際に、新たに配置される管理人の役割について、本市はそれぞれどのように位置づけ、想定しているのでしょうか。管理体制が移行する過渡期において、市民の安全確保の責任に、一切の隙間や破綻が生じないと言い切れるのか、双方の具体的な役割の違いと、危機管理体制の担保についてお答えください。

 

答(土木部長):

博物館駐車場の警備業務の委託につきましては、ゲートの施錠・解錠、利用者の誘導・説明、注意看板の出し入れ等の一般的な警備業務のみを委託しており、現在の駐車場管理人が災害時における対応を担っているものではございません。

公園の指定管理導入後の駐車場の警備を含めた運営については現在検討中でありますが、募集要項の留意事項における指定管理者の責務として、災害時の利用者の避難、誘導、安全確保、関係機関への通報、避難者の受入れなどを求め、危機管理体制の確保に努めてまいります。

問(林):

この件については検討中ということでありますので、これまで博物館をはじめとする関係所管との横の連携が不十分であった点を猛省いただき、今後はその遅れを取り戻すべく、組織の垣根を越えた緊密な対話と議論を重ねていただくことを強く要望いたします。

次に、パークセンターの整備に当たり、本市は必ずしも公園敷地内に置く必要はなく、当該区域内の民間施設を借りる場合もあり得るとの趣旨の見解を示されています。そこで、都市公園法上の法的位置づけについて明確な確認を求めます。

パークセンターという公園施設は、必ずしもその公園敷地内に置く義務はないというのが本市の公式な法解釈なのでしょうか。もし、仮に公園外の民間施設で代替可能であるならば、なぜ多額の公金を投じて公園内に常設のパークセンターを新設整備しなければならないのでしょうか。その法的な論拠と事実の整合性について明確な説明を求めます。

答(土木部長):

パークセンターにつきましては、都市公園法に規定される公園施設であり、公園内へ設置する必要があります。紫金山公園につきましては、令和9年(2027年)10月からの指定管理開始を予定していますが、パークセンターの整備が令和10年度の予定であることから、既存施設等を利用した仮施設による運営を検討しています。しかし、公園内での仮施設の設置が困難な場合には、指定管理者の仮管理事務所として、公園外の民間施設等を一時的に賃借することも必要となりますが、この場合は、あくまで公園施設ではなく、指定管理者の事務所として設置することとなります。

紫金山公園においては、指定管理者の管理事務所に加え、市民の活動を支え、情報発信の拠点にもなる場となり、公園の利便性をより高めるための施設として、パークセンターは魅力向上に必要と考えております。

 

問(林):

本市だけでなく、北摂の都市公園でパークセンターが設置されていない公園が数多くあるわけですから、今の御答弁をお聞きしても、その設置が不可欠であるとは到底言えないと考えます。

指定管理者の導入も含め、現在の公園みどり室の進め方を、私には極めて拙速に映っております。公園みどり室が事業を急ぐ理由は甚だ疑問ですが、組織の都合によって多額の税金が不必要に投入される事態は、到底容認できません。なので、パークセンターの設置が単なる無駄な箱物行政に陥ることのないようにするために、都市計画道路により分断される博物館の出先機関としての機能及び周辺の歴史ある神社や鎮守の森など、豊かな自然環境との連携という2点の要素を取り入れたビジターセンターの設置へ切り替えた対応を要望しておきます。

次に、公園みどり室が管理されているモニュメントや千里の緑地帯について数点お伺いします。

過去にも質問させていただきました千里ニュータウンに数多く点在するモニュメントについて伺います。これらはニュータウンの歴史と文化を物語る貴重な資産ですが、これらを次の世代にしっかりとつないでいくために、本市として今後どのような内容、方針で維持活用に取り組んでいくお考えか、現在の進捗と今後の見通しをお答えください。

答(土木部長):

千里ニュータウンに数多くあるモニュメント等の屋外建造物は、設置から50年以上が経過しており、中には腐食や老朽化が進んでいるものもあります。これらについて原則的には、貴重な資産として保存していく方向でありますが、地震で倒壊したものもあり、安全性を確保するためには、点検により危険と判断された屋外建造物については、順次撤去を行っています。

今後の方針としましては、千里ニュータウン完成記念モニュメントは、修補等を実施し長期的な保存を図ってまいりますが、それ以外の屋外建造物につきましては、画像や諸元を記録し、データとして次の世代へつないでいけるよう、取組を進めてまいります。

 

問(林):

昨年度まで高野台の第4緑地にあった東側ゲート標識が、市民への事前の周知や説明もないまま取り壊されているとの声が届いております。これが撤去された理由は何なのでしょうか。一方で、豊中市側に位置する千里中央駅北側の北側ゲート標識は、最近、付近の樹木が伐採されたことで、かえって目立つようになり、今も残存しています。しかし、本市桃山台の緑地帯にある南側ゲート標識は、樹木に囲まれたまま放置されている状態です。このように豊中市と本市の間、あるいは同じ吹田市内であっても、千里ニュータウンのゲート標識の取扱いにおいて、大きな温度差があると考えますが、この状況が生じている原因はどこにあるのか、本市の見解をお答えください。

答(土木部長):

千里ニュータウンのゲート標識につきましても、設置から50年以上が経過し、老朽化が進んでおります。本市が管理する東側ゲート標識及び南側ゲート標識は、高さ5mの巨大なコンクリート製であり、公園利用者が近づくことができる緑地内に設置されています。特に高野台の東側ゲート標識につきましては、根元部分の腐食が著しく、危険があると判断されたことから、お知らせ看板の設置により周知を行った後、近接箇所の園路整備工事と併せて撤去を行ったものです。

ゲート標識の取扱いは、豊中市におきましても老朽化や設置位置等の個別の状況に合わせて判断するものと聞いており、ゲート標識ごとに異なる取扱いを行っているものではございません。

 

意見(林):

皆様、御存じだと思いますが、千里ニュータウンは日本初のニュータウンです。その歴史を象徴するモニュメントやゲート標識は、極めて価値の高い歴史的遺産です。しかし、現在は十分な議論もないまま、ただ単に壊すばかりで解体撤去費を清掃費に転用することもせず、工夫して次世代につなぐという視点が完全に抜け落ちております。一度壊した歴史は二度と戻りません。安易な処分ではなく、民間の知恵も生かした行財政運営へ転換すべきです。公園みどり室にとどまらず、全庁一丸となって、これら貴重な財産の保全と継承について真摯に検討するよう要望して、次の質問に移ります。

©2023 by 林 やすひろ│大阪維新の会 オフィシャルウェブサイト

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